貴重な「水」を守れ
日本では、普通に水道の蛇口に直接口を付けて水が飲めるが海外では考えられないことです。日本の水道普及率は97.9%(2015年)、世界で21億人(10人中3人)が安全な飲み水を手に入れない。45億人(10人中6人)が安全に管理されたトイレが使えない。国交省が発表している水道水が飲める地域は、アジアでは、日本とアラブ首長国連邦の2か国のみだとか。カンボジアのレストランで、水を注文すると有料でオレンジジュース・コカコーラ並みの料金です。また、ベトナムのレストランではワイン並みの料金を請求されるところもあります。日本は2018年5月企業に公共水道の運営権を持たせるPFI法を促進する法律が可決した。2018年7月、水道法改正案は、委員会で9時間、本会議ではわずか2日の審議を経て、衆議院本会議で成立した。日本のマスコミは足並みを揃えたように、水道が売られる事への危険について取り上げなかった。2017年、浜松市は国内で初めて下水道の長期運営権を仏ヴェオリ社に売却20年契約、熊本県合志市、栃木県小山市も後に続いた。2018年6月、大阪市は検針・計量審査と料金徴収業務を仏ヴェオリ社日本法人に委託、2020年から宮城県も県内の上下水道運営権を民間企業に渡す方針。次世代のためにも、貴重な水を守りましょう。世界各国では、水道民営化後ボリビアが2年で35%、南アフリカは4年で140%、オーストラリアが4年で200%、フランスは24年で265%、イギリスは25年で300%上昇。世界の水道民営化に関する調査機関(PSIRU)のデータによると」2000年から2015年の間、世界37か国235都市が一度民営化した水道事業を、再び公営に戻している。
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